2013年10月7日月曜日

第1回 北加賀屋みんなのうえん

一年ぶりに種から育てる子ども料理教室が北加賀屋へ戻ってきました。
今年はコスモスが綺麗な秋にスタートです。
 
 
昨年度、ガーデンを貸してもらっていた「北加賀屋みんなのうえん」との共同企画というこで、内容がさらにパワーアップしていく予定です。みんなのうえんも二年目に入り、新しい農園の開設とそこに併設するカフェスペースが完成しました。種から育てる子ども料理教室も、この新たな場所を拠点に使わせてもらい、どんどん面白いコンテンツを発信していきたいと思っています。ではでは、今年の「タネこど in 北加賀屋」もどうかお楽しみに!!!
 
 
今後の流れを決めるであろう最も大事な第一回目。
その重要な位置づけをうけ、ガーデンでは「土をさがそう」というテーマを扱います。
野菜はもちろんのこと、たくさんの動植物の住処を提供する土は、種に命を与え育んでいく基盤となる存在です。そんな土を色々な観点から見つめ直し、私たちの生活と土との関係を新たに深めてきっかけにしてもらいたいという願いを込めて、この題材を扱うことにしました。
 
早速、色々な土を探しに出かけましょう!
 
 
近所の公園でガリガリと地面を掘っています。

見つけたら土の特徴をとらえて名前をつけます。
名前をつけると、一気に土に愛着がわいてきます。
 
 こちらでは、草が生えている下の土を確保

 
 たくさん集まりました。
こうして並べると見た目だけでも違いが一目瞭然
 
土を深く分析するために、水の量や生物多様性など
いくつかの基準に沿って土の違いを明らかにしていきます。
 
最後の基準は「Ph(ピーエイチ、ペーハー)」
水溶液の性質を表す単位で、酸性、中性、アルカリ性という性質をはかります。
 
まずは土に水を加えて、土の成分が抽出された水溶液を作ります。
そこにBTB液を垂らして、色の変化で土の成分に迫ります。
 
さぁ、何色に変化するかな?ドキドキ


 
 色々な土の性質を見ていきましたが
弱酸性から弱アルカリ性までまさに色々な特徴がありました。
 
気になるのはこれから種まきをしていくガーデンの土
ここの土は、ほぼ中性の土であることが分かりました。
 
野菜にもよりますが、多くの野菜は弱酸性の土でよく育ちます。
その土に育てていくことが、結果的に美味しい野菜作りへの近道なのかもしれません。
教室でのガーデンレッスンを通して、土との新たな関係を築いていければと思います。
 

 
さて続いてはキッチン
第一回目は、お馴染みの「Sandwiches Garden」からスタートです。
 
 
 今回もお花が咲き乱れるガーデンのような
サンドイッチを目指します。
 
色とりどりのフルーツがカットされていきます。
 
みんな手つきが素晴らしい!!
 
 

フルーツと野菜をカットして、綺麗に並べていきます。
 
なんとも発色のいい食材をみると心がワクワクしてきます。
 
いよいよ、サンドイッチを仕上げていきます。
フルーツサンドの中に顔発見!!
 
 
Sandwiches Gardenの文字を並べて完成!!!
 
 
お腹にサンドイッチをたらふく収めたあと
 最後に、自分たちのガーデンに冬野菜の苗を植えました。
 
新しい環境になれるように、水もたっぷりかけてあげよう。
 
 
秋から冬にかけて寒さがましてくるこの時期に、野菜はどれほど大きく育つでしょう。
厳しい環境を乗り越えた野菜ほど、ギュッと美味しさを内に蓄えて、とびきりのものに育つかもしれません。そんなことを期待しながら、今年のタネこどを楽しんでいきたいと思います。
種から育てる子ども料理教室が始まったこの北加賀屋での新たな種まきを、皆さんもどうかご一緒にお楽しみください!


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